インフルエンザでした

息子、鼻水をたらしているなあと思っていたら、案の定、翌日に発熱して、保育園を休むことに。
保育園の先生に電話で「実は園のお友達で三人ほどインフルエンザと連絡を受けておりまして、念のため、トトくんも受診をお願いします」と言われる。そのやりとりを横で聞いて、息子は「こわい……、もしもしせんせ、こわい……」とすでに泣きべそをかいていた。

「もしもし先生のところに行って、帰りに、焼きいも買って半分こしようか」
そう交渉を持ちかけたところ、しばらく考えたのち、息子の天秤がかたむく。
「ぜんぶ、たべる」
「おいも、全部、食べたいの?」
「ひとりで、ぜんぶ」
「わかった。ふたつ買って、いっこずつしよう」

交渉がまとまったところで、病院へ。
受付をしている時点で、もう「こわい……うえーん、こわいよー」と涙を流しまくりの息子。
生まれてすぐにNICUに入れられ、ことあるごとに検査で採血をされてきたので、病院=注射=痛いで、いやな記憶しかなく、おびえまくりである。
診察室で、長い綿棒的なものを鼻につっこまれ、インフルエンザかどうかの判定。これも、もちろん、大泣き。
妊娠検査薬みたいやつに、くっきりとブルーのラインが出ているのを見せられ、ドクターに「はい、出てますね。A型で確定です」と言われる。
「タミフルはどうします?」
そう訊かれ、少しまよったものの、副作用のリスクを考え「使いません」と答える。
さばさばしたドクターは「脳炎とかなりますから、ちょっとでもおかしいと思ったら、すぐ救急車を呼んでくださいね」とこわいことをさらっと言う。
口約どおり、焼きいもをふたつ買って、帰宅。

翌日、自分もだるさを感じて、鼻水が……。
節々が痛み、頭痛を感じて、熱を測ってみると38.5℃あり。
息子とふたり、ひたすら寝る。
息子39.2℃、自分40.5℃まであがり、脳炎におびえる。
水分はまめに摂取するが、食欲はなく、ほとんど食べられず。

ドクターが「一度、熱がさがります。でも、またあがります」と言っていたとおりの経過をたどる。
本当なら、息子が熱のさがった金曜日に、もう一度、受診するように言われていたのだが、自分の体がしんどくて、結局、翌週の月曜日に再び受診。

保育園に行くためには医師の「登園許可証」が必要で、熱がさがってから、保育園の場合は三日後から登園できるということで、もう一日休んで、水曜日から息子は保育園へ行くことになった。

息子ひとりが発熱しているときの看病も、ふたりでひたすら安静に寝ているのも、特に問題はなかったのだが、時間差で、息子だけが先に治って、自分はまだ熱があるときがいちばん大変だった。

こっちはまだ休みたいのに、息子は「おもち、ぺったんこ」と言ってほっぺたをつついてきたり、「どーじょ、ももちゃん、きびんだんご、どーじょ」と見えない吉備団子を無理矢理食べさせて家来にしようとするし。元気になったのはうれしいが、頼むからもう少し静かに寝かせてくれ。

ちなみに、会社で予防接種を受けていたダンナは、せきなどの症状は出ていたものの「高熱は出てないし、これがインフルエンザなら軽くすんでいると思う」と途中までは余裕があったのだが、結局、一週間遅れで高熱を出した。

息子は集団生活をしているし、インフルエンザの予防接種を受けたほうがいいのか、なやむところである。
今回のダンナの様子を見た限りでは、予防接種の効果はどうなのかという気がしてしまう。

結局、九日間も休んでしまったので、仕事が大変なことに……。
しばらく原稿をがんばります。