育てにくい子?

保育園の夏祭りに息子を連れて行ってもらったときの話をしていて、ダンナがぼそりと言う。

「うちの息子は、どうも、やっぱり、扱いにくい子のようだね」

息子はすでに寝ていて、夫婦ふたりでの会話である。

「え? なんで、そう思ったの?」
「いや、保育園の先生の反応とか見て。うわ、問題児が来た……みたいな感じで」

あー、それはわかるかも。
そういう目で、自分も大人から見られていたなあ……と幼き日をほろ苦く思い出す。
親や教育者にとって、手がかかり、管理しづらくて、厄介な子供……。
いわゆる「いい子」とは対極にある存在だった。

日記などの文章は、私の視点で、息子を描いているので、親ばか全開モードというか、「あら、可愛らしいお坊ちゃんね」と思われる向きもあるかと思うが、客観的に見ると、彼は育てにくい部類に入るのではないかという気がする。

・好奇心が旺盛
(また、余計なことをする! いたずらはやめなさい!)

・自己主張が激しい
(もうっ、わがままばっかり! 言うこと聞きなさい!)

・口が達者
(ほんと、生意気で、むかつく! うるさい!)

そして、こだわりが強く、協調性に欠ける……。
夏祭りで撮った写真を見せられ、おなじクラスのお友達が「やさい音頭」を踊るなか、ひとり、ででーんと座っている息子のすがたに、苦笑するしかなかった。

息子にとって幸いだったのは、私自身がかつて「扱いにくい子」だったことだろう。
もし、私が子供時代に「いい子」だったら、息子に対して「どうして、ちゃんとできないの!」とイライラしてしまったかもしれない。

私はいまだかつて「ちゃんとできた」ことなんてなく、それでも、それなりになんとか生きてこれているので、まあ、息子もこの調子でもなんとかなるだろうと、彼の奔放さを面白がっている節がある。