王子動物園とバーン・ジョーンズ展

ダンナと息子と連れだって、兵庫県立美術館へ、バーン・ジョーンズ展を観に行って来た。

まず、神戸市立王子動物園に行き、息子をめいっぱい疲れさせる。
「ととくん、らいおん、なでなで、できるで」
自慢げにそう言っていた息子だが、ふれあい動物コーナーのひつじにびびっていたことは内緒だ。

動物園を歩きまわったあと、息子をベビーカーに乗せて、ミュージアムロードを進む。
美術館に到着したころには、息子、ベビーカーにて、お昼寝タイム。

そうして、ゆっくりと、美術鑑賞。

世界三大美書のひとつ『チョーサー著作集』が展示されていて、うっとり。
ウィリアム・モリスやジョン・ラスキンが好きなので、この雰囲気はたまらん。

バーン・ジョーンズは、画題を物語に取ったものが多く、挿絵画家としても才能が素晴らしい。
「果たされた運命:大海蛇を退治するペルセウス」とか見ていると、天野喜孝を思い出す。いや、順序が逆なんだろうけれど。

ラファエル前派って、詩情にあふれるというか、幻想性と装飾性が際だって、やっぱり、好きだなあ。
『ゲームの魔法』の挿絵を描いてくださった羽住都さんとか、お嬢様探偵ありすシリーズのHACCANさんとか、私の好きなイラストレーターさんの画風に通じるものがある。

出口で、次の特別展『フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活』のチラシを見つけ、「あ、これ、見たかったやつだ」と手を伸ばしたところ、ダンナが横にあった次々回の特別展『超・大河原邦男展 レジェンド・オブ・メカデザイン』のチラシを取っていた。
やるな、兵庫県立美術館……。

そんな秋分の日でした。

褒めて育てるというか、育てさせられている

息子がひとりで、パンツをはいて、得意げに「できたよ!」と言う。
少し考え事をしていて、「うん……」と生返事をしたところ、息子から注意が入った。

「うん、じゃないでしょ! ちゃんと、ゆって!」
「え? うん、じゃ、だめなの? じゃあ、かっこいいね」
「ちがう! かっこいい、ちがう」
「えー、それじゃ、なんて、言ったらいいの?」
「んとね、……っぱね、って、いうの」

しかし、いちいち、褒め言葉に対して注文をつけてくる二歳児って、どうなのか。
そんだけ口が達者で、しっかりしているんだったら、もう、親に褒められなくてもいいのではないか、息子よ。

「わかった。りっぱね!」

すると、また、ダメ出し。

「ちがう、りっぱ、ちがう!」
「じゃあ、なに? わかんないよ。なんて言うのか、教えて」

立派じゃなきゃ、なんなんだよ……と思っていたところ、息子、答える。

「かっぱね、っていうの!」

……はあ? かっぱ?
意味がわからないが、とりあえず、言って欲しいらしいので、言ってやる。

「すごいわ、かっぱね!」

それを聞いて、息子は顔いっぱいに、満足そうな笑顔を浮かべていた。

なんやねん、かっぱね、って! それ、褒め言葉か? わけわからんわ!